こんにちは、すみれです!
さっそくですが、エンドウ豆を漢字で書けますか?
先日、収穫遅れのスナップエンドウについて調べたら、エンドウ豆に関連する話が面白い。
今回は「エンドウ豆」について、ご紹介したいと思います。
エンドウマメって、漢字で書くと?
エンドウマメを漢字で書くと、上記の漢字になります。
「豆」という漢字がたくさん使われていて、豆のパワーを感じますね。
豆だらけ!!
えんどうまめを「豌豆豆」と書くようになったのは、大昔に豆類を中国に輸出していた「大苑国(だいえんこく)」に由来します。
大苑国とは、現在のウズベキスタンのフェルガナ州付近のことです。
また、「豌」のつくりである「宛(あて、えん)」には、「小さくて丸い」という意味があります。
つまり、「豌」という漢字は、小さくて丸い豆を表しているのです。
エンドウ豆は出世野菜
エンドウ豆は、成長の度合いによって、呼び名が変わります。
つまり、出世魚ならぬ、出世野菜なのです。
- 豆苗:種から育った葉や茎を食べる
- サヤエンドウ:柔らかいサヤを食べる
- スナップエンドウ:サヤと実を食べる
- グリーンピース:サヤは食べずに実を食べる(別名は実えんどう)
このように、エンドウ豆は成長によって、名前が変わっていきます。
豆苗、サヤエンドウ、スナップエンドウ、グリーンピース、いずれもマメ科エンドウ属です。
出世野菜とは、縁起がよろしい。
エンドウ豆の収穫時期をどうやって見分けるの?
収穫時期が過ぎると、欲しかった野菜にならないエンドウ豆。
収穫時期を見分けるポイントをまとめました。
収穫時期を逃すと、甘みが少なくなったり、実が固くなったりします。
適切な時期に、収穫できるようにしましょう。
もし、収穫が遅れても、完全に食べられない訳ではないので、ご安心を。
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あんみつの赤い豆もエンドウ豆!
あんみつに入っている、赤い丸い豆。
実は、赤えんどう豆という、エンドウ豆です。
エンドウ豆は、サヤが柔らかい「軟莢種(なんきょうしゅ)」と、サヤが固い「硬莢種(こうきょうしゅ)」に分かれます。
さらに硬莢種は、赤えんどう豆と青えんどう豆に分類されます。
軟莢種は、さやえんどうやスナップエンドウがあり、柔らかいサヤも食べます。
一方で、硬莢種はサヤが固いので、中に入っている豆をいただきます。
赤えんどうは、あんみつの他、豆大福に使われています。
また、赤えんどう豆を粉にして作られた落雁(らくがん)も有名です。
青えんどう豆は、豆ごはん、うぐいす餡などに使われています。
ちなみに、グリーンピースと青えんどう豆は、同じ豆のことです。
完熟前の実を食べるのが、グリーンピースで、野菜に該当します。
実を完熟して乾燥させたものが、青えんどう豆で、穀物に該当します。
ややこしや。
10月13日は豆の日!
日本には、古くから月を愛でる風習があります。
旧暦の8月15日は「十五夜」、旧暦の9月13日は「十三夜」といい、月にお供え物をしてきました。
今は「十五夜」にお団子ですが、昔は里芋を用意していました。
また、「十三夜」は豆をお供えします。
旧暦の9月13日を豆の日にすると、新暦の年によって日付が変わってしまうので、10月13日が豆の日となりました。
まとめ
- えんどうまめを漢字で書くと「豌豆豆」
- エンドウ豆は成長の度合いによって、呼び方が変わる出世野菜
- 10月13日は豆の日!
豆苗もスナップエンドウも、エンドウ豆。
そして、あんみつに入っている謎の赤い豆も、エンドウ豆だったとは。
スーパーの野菜売り場や缶詰の棚を覗いてみると、新たな発見ができるかもしれません。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。