こんにちは、すみれです!
記事を書いていると
「思うように記事がまとまらない…」
「これで読者が増えるのか?」
「この記事で言いたいことが読者に伝わるのかな?」
悩みや疑問を感じることが多いですよね。
そんな時は、記事の構成を考えて、お悩みを解決しましょう!!
構成を考えて、お悩みが解決するの?
答えは、Yesです。
- 構成は毎回考えないとダメ?
- 構成の作り方とは?
- 見出し、本文、リード、まとめ の書き方の簡単なコツとは?
今回は「ブログ記事の書き方 構成 編」として、記事の構成について解説していきます。
効率よく構成を考えられるように10つの項目に分けて、各項目ごとに簡単なコツを説明します。
初心者でも分かりやすいように、ポイントをまとめてありますので、ぜひご覧ください。
構成と文章の関係とは?
*こちらの内容は、「ブログ記事の書き方 文章編」でもお話しています。
この記事から読む方もいらっしゃると思いますので
あらためて説明します。
記事は、構成と文章でできています。
分かりやすいように、まずは「魚」をイメージしてください。
魚は、魚の骨と身からできています。
- 魚の骨の部分:構成
- 魚の身の部分:文章
記事も同様で、構成と文章の2つのパーツが合わさることで成立しています。
イラストで説明すると、このような感じになります。
つまり、どちらかが上手くできても、成り立ちません。
記事は「構成」と「文章」の2つが合わさることで成立しているのです。
構成は文章を書く前に行う
さきほども述べましたが、魚で例えると、構成は骨です。
骨がないところに、魚の身である文章をつけようとしても、ふにゃふにゃで安定しません。
多少面倒でも、文章を書く前に、必ず構成を考えるようにします。
私は文章の構成を考えずに、文章を書いていた時期がありました。
できた文章を読んでみると、全体の流れが悪く、結局は構成から考え直すことになりました。
急いでいても、構成は省かずに考える癖をつけましょう。
構成を考えると、初めはすごく時間がかかります。
何回か考えているうちに、構成の流れが分かるようなり、自然と時間は短縮できます。
基本的なブログ記事の構成とは?
タイトルが先頭、見出しから階段
1つの記事でタイトルは1つで、h1とします。
続いて、リードがあります。
大きな見出しはh2で、それぞれの大見出しに本文が加わります。
大見出しでは足りない場合は、h2の後にh3、h4と、階段をおりてくるように、小見出しが連なります。
そして最後に、まとめがあります。
構成要素の役割
タイトル:どんなことが記事に書いてあるのか示す
リード:記事を読んでもらえるように導入する
見出し+本文:読者の悩みとその解決方法を示す
まとめ:何が言いたかったのか示す
これから構成の作り方で、各項目の詳しいお話をするので、ここでは簡単な役割を理解しましょう。
構成全体の注意点
- h1は1つだけにする
- h2→h3→h4→h5 の順番は崩さない
- h5以降は使用しない
1つの記事でタイトルは1つです。そのため、h1は1つだけにします。
また、h2以降の順番を崩さないで、h2の次に作るのはh3、h3の次はh4にします。
例えば、h2の次がh3をとばして、h4にならないようにしましょう。
このルールを守らないと、Web上で検索エンジンが正しく記事を評価してくれません。
h2の見出しからh3、h4と続くことはありますが、階層が多いと分かりにくくなります。
そのため、h5以降は使用しません。
これまでの説明で、記事のおおまかな構成が理解できたと思います。
では、次の見出しで具体的な内容をみていきましょう。
構成の作り方とは?
人それぞれ進め方があるかと思いますが、1つの例としてご紹介します。
ここでは、10項目に分けて構成を考えていきます。
えっ…10個もあるの?
少し多いですが、各項目は分かりやすいようになってるので
ご安心ください。
各項目の大切な点は枠で囲ってあり、それが簡単なコツになります。
お急ぎの方は、そちらを参考にしてください。
書きたいことを整理する
まずは、メモでも何でもいいので、自分の考えをどんどん書き出していきます。
「こんなことを書いてみようかな」という、ぼやっとした状態で構いません。
順番や関連性を気にせず、思い浮かんだままに、事柄を並べてみます。
ある程度の数が出てきたら、次は誰に何を伝える記事にするのかを決めます。
つまり、仮想の読者であるペルソナを設定するのです。
「ペルソナは、性別、年齢、職業や年収まで詳細にあげる方がいい」という考えもあります。
ブログの記事に関して、ペルソナに向けて自分が文章を書ければ、そこまで具体的でなくてもいいのかなと私は思っています。
ただし大切な点は、以下のことです。
- 誰に、何を、どのくらい伝える記事にするか、明確にする
- ペルソナを意識して記事を書く
ペルソナは、自分がイメージしやすい方がいいので、自分の友達や知り合いを想定してもいいです。
その相手に何を伝えて、どのくらいのボリュームの話をするか、考えてみましょう。
そして、ペルソナに分かってもらえるように記事を書きます。
ここで「〇〇について記事を書いてみようかな」と感じたら
それがテーマとなり、メインキーのワードになります。
キーワードを決める
キーワードはメインのキーワードをレベルアップさせたロングテールキーワードを使います。
レベルアップは、以下の手順で行います。
- ラッコキーワードで、メインのキーワードをサジェスト検索する
- Googleのキーワードプランナーで検索ボリュームをチェックする(検索ボリュームは100~1000)
- 記事が書けそうなロングテールキーワードを選ぶ
ラッコキーワードは、メインのキーワードと一緒に検索されているサジェストをたくさん探してくれて、とても簡単で便利です。
またキーワードプランナーは、無料で利用できます。
ラッコキーワードは、メールを登録すれば、1日5回までは無料で利用できます。
有料版にすれば、利用回数や利用できる項目も増えます。
キーワードプランナーは、無料で利用回数の制限もありません。
ログインが必要になりますので、使用する前に設定しておきましょう。
また有料版にすると、詳細な検索ボリュームが分かります。
サジェストとは、メインのキーワードをネットで検索したときに、メイン以外に表示される複数の言葉です。
つまりサジェストは、検索している人がメインのキーワード以外に関心を寄せている言葉ともいえます。
また検索ボリュームを調べる理由は、検索件数が多いキーワードではなく、ほどほどの検索件数のキーワードにしたいからです。
3つ以上の言葉 + 検索ボリュームがほどほど =「ロングテールキーワード」
どうしてロングテールキーワードにするのかは
あとで理由を説明します。
それで、レベルアップさせる方法って、具体的にどうやるの?
では、実際にやってみましょう。
例えば、メインのキーワードを「記事」とします。
① ラッコキーワードで「記事」と入力して、サジェスト検索をします。
② 検索されたサジェストをコピーします。
③ キーワードプランナーを開き、「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします。
④ ラッコキーワードでコピーした検索結果を貼り付けます。
➄ 検索ボリュームが100~1000のキーワードをチェックします。
*「検索ボリューム」の行をクリックすると、検索ボリュームが多い順に並びます。
その中で、自分が記事を書けそうなロングテールキーワードを選びましょう。
メインのキーワードを「ロングテールキーワード」にレベルアップさせるには、以下の理由があります。
- 競合サイトが比較的少ないので、上位サイトを目指せる
- 読者に合った記事を提供できる
キーワードが1つだと、検索ボリュームが多いです。つまり、競争相手が多いということになります。
メインのキーワードをもとに「ロングテールキーワード」にすると、検索ボリュームが比較的少なく、競争相手も限られてくるので、頑張れば上位を目指せます。
またロングテールキーワードを使用すると、読者の検索意図をより絞ったことになります。
結果として、読者の目的に合った記事を提供することにつながるのです。
検索ボリュームが多い=競争相手も多い
検索ボリュームが少ない=競争相手も少ない
検索上位サイトの1~5位を調査する
自分が設定したキーワードをネットで検索して、競合サイトを調査します。
以下の理由で、競合サイトをチェックします。
- SEOにおいて評価されている
- 読者から支持されている
検索して上位になっているのは、検索エンジンで評価され、読者に読まれているサイトです。
つまり、上位1~5位のサイトは、自分が目指すべきものを持っているといえます。
そのため、よーく研究しましょう。
テーマ、見出し、内容をよく読みます。隈なくチェックしてください。
ここで注意する点は、参考にするけどマネはしないことです。
オリジナリティがないと、検索エンジンにも評価されず、検索上位にはなれません。
競合サイトをじっくりとみて、読者が求めているものを見極めましょう。
そして、構成を作るときの参考にするのです。
上位サイトをチェックしたとき、1位が企業の場合は別なキーワードに切り替えます。
なぜなら、頑張っても勝てる状況ではないからです。
読んでもらえる機会を増やすために、潔くあきらめて別なキーワードにしましょう。
仮のタイトルをつける
方向性がまとまってきたら、仮のテーマをつけます。
ここで仮のタイトルをつけるのは、このあと構成の中身を考えるので、自分の中でイメージが湧きやすくするためです。
構成を作る最後の手順で、タイトルの修正を行うので、ざっくりしたもので構いません。
その際に気を付ける点は、以下のことです。
- メインのキーワードは、できるだけタイトルの前半に入れる
- タイトルは32文字以内にする
メインのキーワードをタイトルの前半に入れるのは、検索エンジンに正しく評価をされるためです。
またタイトルが32文字を超えると、ネットで表示されるタイトルが途中で切れてしまうからです。
キーワードの配置や文字数に注意しましょう。
見出しをつくる
競合サイトをみたり、自分が書きたいことをまとめたものを参考にして、見出しを作成します。
ポイントは以下の点です。
- 見出しを見ただけで、内容が分かるようにする
- 見出しの中にもキーワードを入れる
見出しをつくったら、1つの見出しに対して、伝えたいこと一文をつくります。
ここでは、長い本文を考えずに、「これを伝えたい、これを分かって欲しい!」と、シンプルで短い文章を作成します。
読者は流し読みをするため、見出しだけ見れば、記事の内容が分かるようにしておきます。
また見出しの中にキーワードを入れると、検索エンジンに評価されやすくなります。
見出し+1文本文ができたら、見出しの入れ替えを行います。
どの順番で説明すると理解されるか、分かりやすいか、記事の流れを考えてみましょう。
本文を書く
大筋ができたところで、本文を執筆します。
注意するのは、以下の点です。
- 必ず結論から書く
- ペルソナを意識して文章を書く
- 理解しやすいように図で説明する
もっとも重要なのは、必ず結論から書くことです。この書き方を「PREP法」といいます。
Point:結論(結論を先に書く)
Reason:理由(その理由を書く)
Example:具体例(例をあげる)
Point:結論(したがって、結論はこうだと示す)
以上の順番で説明すると、読者の理解が得られやすいといわれています。
さきほど、1つの見出しに言いたいこと1文で、見出しの構成を考えたと思います。
言いたいこと1文が、PREP法の「Point」であり、結論にあたります。
そのため、本文の初めに述べましょう。
そして「結論」にいたった経緯を書けば、「Reason」である理由ができあがります。
最後に言いたいことを再度書いて、結論とします。
このようにしていくと、自然と本文が作成できます。
事前に設定したペルソナを意識して、文章だけでなく図も使いながら説明しましょう。
また文章を装飾すると、読者の注目を集めたり、ポイントを整理して読みやすくなります。
だた飾りすぎると見づらくなるので、ほどほどにします。
文章の書き方については、こちらの記事を参考にしてくださいね。
まとめを書く
本文を書き終えたら、まとめを書きます。
ポイントは、以下のことです。
- 言いたかったこと、伝えたかったことをはっきり分かるように示す
- 読者にゴールを設置する
この記事で何が言いたかったのか、はっきり分かるように書くのは、読者の頭の中をすっきり整理してもらうためです。
ポイントを箇条書きしたもので、全体を振り返るのもよいです。
また読者になってもらいたい、やってもらいたいゴールを書くようにします。
読者に対して新しいステップを用意してたり、自分が書いた別の記事を読んでもらったり、少しでもチャンスをつくりましょう。
リードを書く
「記事はリードで決まる」ともいわれています。
リードがダメだと、読者は記事を読まずに去ってしまいます。
ここで押さえておきたいポイントは、以下の点です。
- 300文字程度で書く
- 読者の悩みをはっきりさせる
- 記事を読むと、何が得られるのか提示する
- 読み進んでもらえるように読者の背中を押す
リードでは、読者に「このような悩みを持っていませんか?」と悩みがあることを示したり、「こんなことで私も困っていました」と共感することが大切です。
また記事を読むことで何が得られるのかを提示して、記事を読む利益や恩恵を明確に書きます。
すると、「自分が疑問に思っていることが分かって、〇〇になるなら読んでみようかな」という気持ちに読者がなってくれます。
本タイトルをつける
記事ができ上ったら、仮のタイトルを見直します。
見出しや本文を書き終えてから仮のタイトルを見ると、新しい側面や魅力的なキャッチコピーが思い浮かぶことが多いです。
タイトルのつける時は、仮のタイトルの項目でお話しした注意点を守りましょう。
- タイトルの冒頭にメインのキーワードを入れる
- タイトルは32文字以内にする
必要な修正をする
構成全体を見て、説明が足りない部分には説明を加えます。
図や写真があった方が理解しやすい場合は、追加しましょう。
実際に自分でやってみて、ポイントや注意点は踏まえた上で
自分なりの工夫をしてみてくださいね。
まとめ
構成は記事の要です。
構成を考えるのは、初めのうちは時間がかかりますが、慣れてくれば、所要時間は減ってきます。
あれこれと文章を悩んだ上に、記事の流れも考えながら進むよりは、事前に構成を作っておけば、道に迷うこともありません。
記事の書き方をマスターして、どんどん記事を書いてくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。