こんにちは、すみれです!
先日、鹿の湯に行ってきました。
歴史がある温泉で、入浴後はお肌がスベスベに。
今回は「鹿の湯」をご紹介したいと思います。
鹿の湯とは?
鹿の湯は、1300年以上前からある栃木県最古の温泉です。
舒明(じょめい)630年ごろに、開湯されたといわれています。
「鹿の湯」と名前がついたのには、逸話があります。
茗荷沢村(現在の那須町高久乙)に住んでいた狩野三郎行広が、狩りをしていました。
鹿を追って山奥に入ると、鹿は傷ついた体を温泉で癒していました。
こうして、狩野三郎行広は、見つけた温泉を「鹿の湯」と名付けました。
鹿の湯の性質は?
鹿の湯は、単純酸性硫黄温泉です。
うっすら白く緑色した、濁ったお湯が特徴です。
㏗は2.4で、酸性のお湯です。
温泉の㏗については、こちらをご覧ください。
鹿の湯のお湯は、飲まないようにと、浴室に注意書きがあります。
また、多少の硫化水素が発生するので、浴場で横になって休まないようにとのことです。
鹿の湯の脇に川が流れていますが、川底に湯の花が付着して白くなっています。
鹿の湯の成分は、相当濃いのだと、想像できます。
鹿の湯の入り方
実際に鹿の湯に入ってみて、「こうすればいいのね!」ってことが色々ありました。
鹿の湯を満喫できるように、細かい入り方について、ご説明したいと思います。
まずは、入口で外履きを脱いで、ロッカーに入れます。
ここでは、金銭は発生しません。
正面の受付で、入浴料を支払って、券を受け取ります。
脱衣所にトイレはありませんので、受付向かって右側にあるトイレを利用してから、入浴するようにしましょう。
ちなみに、トイレは温水便座ですが、手洗い場はシンプルな水道で、鏡はありませんでした。
貴重品は、受付向かって左にある貴重品入れを利用します。
利用料は小型100円で、返却式ではありません。
設置してあるロッカーは、木でできていて、かなり時間の経過を感じる代物でした。
鹿の湯は、脱衣所と浴室の間に、ほぼ壁がないです。
浴室に入ったら、まず左側にある「かけ湯」で、体をきれいに洗い流します。
この時、体を洗えるフェイスタオルがあると便利です。
湯船の中には、フェイスタオルを入れないようにします。
鹿の湯では、タオルを頭にのせて、ひしゃくですくったお湯を頭からかぶる「かぶり湯」という入浴方法があります。
大人は200回、子どもは100回、お湯をかけます。
かぶり湯の専用の浴槽があるので、そちらで行います。
かぶり湯をすると、入浴後のめまいや吐き気を抑えられるといわれています。
かけ湯とかぶり湯が終わったら、好みの温度のお湯に入ります。
私が入った時は、41、42、42.5、44、46℃のお湯が、それぞれ用意されていました。
男湯のみ、48℃のお湯があります。
44℃のお湯に手を入れてみましたが、私には熱かったので、42.5℃までのお湯につかりました。
常連さんによると、私が入ったお湯の温度は、いつもよりぬるいそうです。
温泉の成分が体にしみこんで、体の芯から温まる感じです。
また、個人的な見解ですが、お風呂上りに肌がスベスベになりました。
鹿の湯では、短時間での入浴である「短熱浴」をおススメしています。
<短熱浴の方法>
- 腰まで1分
- 胸まで1分
- 首まで1分 を繰り返す
1回の入浴は15分程度で、1日に最高4回までが適切です。
受付で申し出れば、砂時計を無料でレンタルできます。
鹿の湯の注意点
ボディソープやシャンプーは使用禁止
鹿の湯では、体や髪を洗うことはできません。
ボディソープやシャンプーは、設置していませんし、浴室で使うこともできません。
温泉成分が濃いので、石鹸を使ったとしても、よく泡立たないと思います。
ドライヤーはない
ドライヤーは設置されていません。
濡れた髪は、タオルドライか、自然乾燥になります。
温泉の香りが数日残る
鹿の湯の温泉成分は、かなり濃いです。
硫黄泉なので、もちろん硫黄の香りがします。
温泉に入ったあとは、体だけでなく、当日着ていた洋服にも香りが残ります。
温泉に入った後に、自宅でお風呂に入って体を洗っても、温泉の香りは消えませんでした。
数日後の予定を確認した上で、温泉に入浴するようにしましょう。
入浴後は体を冷やさないようにする
入浴後は体を冷やさない方が、温泉の効果が維持できます。
受付の脇に自動販売機がありますが、冷たい飲み物です。
入浴後に体を冷やしたくない方は、事前に常温の飲み物を持参した方がよいでしょう。
鹿の湯の営業時間と料金
鹿の湯はメンテナンスで休業することもありますが、基本的には年中無休です。
8時から18時まで営業しており、受付の最終時刻は、17時30分までです。
料金は大人500円、小人(小学生)300円、幼児無料です。
回数券もあります。
詳細は、HPでご確認ください。
まとめ
- 鹿の湯は栃木県最古の温泉
- 硫黄泉の湯治場である
- 入浴後は、肌がスベスベになる
鹿の湯は、温泉成分が濃く、お風呂上りは肌がツルツルになります。
ぜひ鹿の湯を体験してみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。