こんにちは、すみれです!
私は4年ほど介護認定調査員として、仕事をしてきました。
今回は「介護認定調査員に向いている人、向いていない人」について、ご紹介したいと思います。
- 介護認定調査員として求められるものって何?
- 必要な技術って、何かあるの?
結論からいうと、介護認定調査員の要件に該当する職種の方、調査員としてのキャリアがある方は、すでに介護調査員に向いているといえます。
ここでは、介護認定調査員として求められる能力を記載します。
介護認定調査員の仕事ってなんだろう?と思う方は、こちらの記事を参考にしてください。
介護認定調査員に向いている人
コミュニケーションが得意
どんな状況でも、初めての人と丁寧に関わり、相手の状況を理解して、コミュニケーションを取ることが求められます。
要介護の申請をする人はさまざまで、またその家族もさまざまです。
急激に介護量が増えてしまい、精神的な余裕がない人。
介護する側も高齢で、耳が遠いことも多々あります。
日程調整を調査員が行う場合、電話で日程を相談します。
電話だと、顔が見えないので、さらに丁寧なコミュニケーションが必要です。
電話での連絡が難しい場合は、調査前に直接自宅に行ってコンタクトを取ることも。
また自宅というプライベートな空間に入って調査するので、失礼のないように言動に注意します。
観察力がある
限られた時間の中で、調査に必要な情報を収集します。
対象者や家族が伝えたいことがある場合は、2時間以上かかることもありますが、大部分の調査は、おおよそ1時間前後になります。
その時間内で、74つの調査項目すべてに、判断根拠が記載できるだけの情報を集めます。
調査で身体の動作を確認する以外にも、居室や住環境の状況など、調査に行くと色々分かります。
数字だけでは表せない身体や介護の状況を、調査員が特記事項に記載するので、対象者をよく観察する必要があります。
文章力がある
先ほども述べましたが、数字では表せない状況を特記事項に記載しますので、簡潔で的確に現状を表現します。
特記事項は、要介護の判定では、非常に重要です。
特記事項は、調査項目を選択した根拠、どんな介護の手間が発生しているのか、頻度はどの程度なのかを記載する部分です。
コンピューターによる1次判定は、主治医と調査員が入力した数字だけの判断です。
そこに特記事項が加わることで、認定審査会のメンバーに的確に状況を理解してもらえ、1次判定が修正されて、2次判定となります。
そのため、特記事項は大きな役割を持ちます。
身体や介護の現状をいかに特記事項に表現するか、認定審査会のメンバーに適切に伝わるように文章を組み立てることが求められます。
介護認定調査員に向いていない人
スケジュール管理が苦手
調査の日程調整を自治体が行ってくれる場合もありますが、調査員が自分で調整することもあります。
多くは1日の調査件数、1カ月の調査件数が決まっています。
そのため、日程を自分で調整する力が必要になります。
また突然の調査で、なおかつ調査日を指定されることもあります。
余力は残しつつ、規定の件数はクリアするように日程を調整します。
車の運転が苦手
訪問先への移動方法にさまざまですが、大抵は車で移動になります。
調査員一人で移動しますので、同席者はいません。
つまり、運転中に道順を相談できる相手はいないのです。
そのため、カーナビを使いながら、調査が行われる場所まで自分で考えて移動します。
また大きな道路以外にも、細い路地や見通しが悪い道を運転することも。
調査に行ってみると、駐車場はあるけど、狭いということもあります。
よって、ある程度の運転技術が必要なのです。
地図を見るのが苦手
前回の記事でもお話ししましたが、訪問先の住所をカーナビに入力しても、表示されないこともあります。
そのような場合は、地図を見ながら目的地にまで行きます。
自分がどこにいて、どこに向かっているのか、地図上で把握しながら移動することが求められます。
まとめ
介護認定調査員として、向いている人、向いていない人について説明してきました。
介護認定調査員に必要な要件に該当する職種の方は、コミュニケーションは問題ないかと思います。
介護認定調査員として仕事で必要となる部分を記載しましたので、参考にしていただければと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。