こんにちは、すみれです!
お散歩していた母が、見慣れない実を持ち帰ってきました。
調べてみると、なんと「ぼけの実」でした。
今回は、ぼけの実についてご紹介したいと思います。
ぼけって、どんな植物?
原産は中国で、バラ科ボケ属に該当します。
落葉低木で、育っても3mほどです。
花弁は5枚で、ウメの花によく似ています。
多くのぼけは、3月から5月になると、花を咲かせます。
寒木瓜(かんぼけ)は、11月頃から咲き始めます。
季節に関わらず開花する品種もあります。
ぼけの品種は、200種類以上。
1つの株で赤や白、赤の絞りなど咲き分けする品種もあり、一度にたくさんの花を楽しめます。
ピンクや白、定番の赤など、早春に咲き誇る花は魅力的です。
枝にはトゲがありますので、取り扱いに気を付けましょう。
ぼけの名前の由来
諸説ありますが、ウリのような実を付ける木から、「木爪」と表記されるようになります。
木爪(ぼくか)がなまって、和名の「ぼけ」となりました。
ぼけの実は食べられる?
ほけの実は食べられます。
しかし、渋みや酸味があって生では食べられず、ジャムやシロップ漬け、果樹酒にします。
ぼけの実で作るレシピを集めてみました。
ぼけの実2つで作る ぼけ蜜
ぼけの実800gで作る ぼけ酒
ぼけの実2つと砂糖だけで作る ぼけジャム
ぼけの実は、生薬としても使用されており、生薬名は「木爪(もっか)」です。
輪切りにした実を乾燥させて、煎じたものを使用します。
関節や筋肉痛の鎮痛、痙攣や咳止めの効果があります。
母が拾ったぼけの実は、小さい物で1つしかなく
今回は、種の採取だけにしました。
実から取った種を植えてみよう
10月頃になると、ぼけの実が黄色に熟します。
ぼけの実が熟したら収穫して、種を取り出します。
母が拾ったぼけの実を2つに割ると、下の写真のような感じになっていました。
実の断面を見ると、りんごに似ています。
種は、水滴のような形をしています。
縦に2つに割った実
ぼけの種
種は土に植えると、芽が出ます。
まずは、採取した種を、水で十分に洗浄します。
小玉の赤玉土を用意して、種を植えたら、薄く土で覆って軽く押さえます。
土を乾燥させないように管理すれば、春に発芽するはずです。
さっそく母は、赤玉土に種を植えていました。
暖かくなる頃に、芽が出るといいな
私も種を分けてもらいましたが、もう少し暖かくなってから植えてみようと思って、冷蔵庫で種を保存しています。
それで発芽するのか?と、少し疑問はありますが。
忘れなければ、春先に植えてみたいと思います。
まとめ
- ぼけは中国原産のバラ科の植物
- 10月頃に実ができて、熟せば中から種を取れる
- ぼけの実は、砂糖漬けや果実酒にすると食べられる
ぼけが実をつけるとは知らず、生まれて初めてぼけの実を見ました。
ぼけの実のハチミツ漬けは、香りがよくて喉にも良いそうです。
来年また実を見つけたら、実を使ったレシピにチャレンジしたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
*調査して記載していますが、ぼけの実の効用については、科学的に証明されたものとは限らないので、ご了承 ください。
<参考資料>