こんにちは、すみれです!
偶然、うちの庭に自生したオオジシバリ。
黄色い花がとってもかわいいです。
今回は「オオジシバリ」について、ご紹介したいと思います。
オオジシバリとは?
オオジシバリは、キク科の多年草です。
日本どこにでも見られ、やや湿った場所を好み、田んぼのあぜ道などに生息します。
冬になると、ロゼッタ状になり、常緑で過ごします。
オオジシバリの黄色い花は、タンポポに似ている
オオジシバリは、4~5月になると、黄色い花を咲かせます。
ぱっと見ると、あっさりしたタンポポのように見えます。
タンポポに比べると、花弁の密度が低いためです。
オオジシバリの花の直径は、2~3㎝程度。
タンポポより、やや小ぶりです。
オオジシバリの花
タンポポの花
日差しが強い時の様子
日差しが弱い時の様子
曇りの日や夕方など日差しが少ない場合、オオジシバリの花は閉じています。
上記の写真は、同じ場所で撮影したものですが、見え方が大きく異なります。
茎を伸ばしてツル状に広がる
オオジシバリは、土の表面に茎を伸ばして、節から根を出して周囲に広がっていきます。
とっても生育が早いので、ぐんぐん広がっていきます。
花壇の近くだと、花壇を飛び越えて侵入することもあり、周囲の花に影響するので注意しましょう。
土に生えているオオジシバリ
オオジシバリの根
オオジシバリは、「大地縛」と書きます。
その名の通り、地面を縛って固めます。
また花言葉は、「束縛」です。
ちょっと怖い。
オオジシバリの種はフワフワ
オオジシバリの種は、綿毛がついていて、タンポポの種によく似ています。
日差しが弱いと、写真のように綿毛を閉じて過ごします。
こちらの写真は、庭に自生したオオジシバリから採取した種です。
全体の長さは、約1cm。
種を1つ採取しても、タンポポにそっくりですね。
イワニナガとの違い
オオジシバリと似た植物として、イワニナガがあります。
イワニナガも、キク科の植物です。
イワニナガはニガナ属、オオジシバリはタカサゴソウ属です。
イワニナガの別名は、ジシバリ。
オオジシバリと似ていて、ややこしいのです。
オオジシバリとイワニナガとの一番の違いは、葉っぱの形です。
イワニナガの葉っぱは、小さくて丸くサジ形です。
一方、オオジシバリの葉っぱは、ヘラ形で細長いです。
イワニナガは岩場や石垣の隙間に自生しますが、オオジシバリはやや湿った水田などを好みます。
まとめ
- オオジシバリは、全国に自生するキク科の多年草
- タンポポに似た黄色い花をつける
- つる状に広がって、地面を縛るため「大地縛(オオジシバリ)」という
黄色い可愛らしい花をつけるオオジシバリ。
オオジシバリを見かけたら、よく観察みてくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。