こんにちは、すみれです!
今回紹介するのは、純米酒の開華です。
- どんな料理にも合う日本酒を探している
- 日本酒の辛口は、どうも苦手
という方に、ぜひお勧めしたい日本酒です。
開華は、2023年関東と信越での鑑評会で、最優秀賞を受賞しました。
そんな開華を、実際に飲んでみました!
ぜひご覧ください。
開華は老舗酒蔵の第一酒造から生まれた
開華は、栃木県佐野市の第一酒造さんが造った日本酒です。
第一酒造さんの創業は1673年。
歴史の流れでみると、1685年に江戸幕府の第5代将軍徳川綱吉が、生類憐れみの令を初めて出します。
第一酒造さんは、生類憐れみの令よりも前に創業して、令和の時代まで続いているのです。
すごい!
数えてみると、令和5年で創業350年となり、栃木県内で最も古い酒蔵になります。
そんな老舗の第一酒造ですが、会社独自で水田を持っていて、お米作りから収穫まで全て社員さんが行っています。
また、政府にしかできなかったお米の等級検査も、自社で行っている珍しい酒蔵なのです。
お酒造りに関して、並々ならぬ想いを感じますね。
そして、第一酒造さんを代表する銘柄が、開華になります。
鑑評会で最優秀賞に輝いた開華
毎年国税局などで毎年開かれている鑑評会において、2023年純米部門で最優秀賞に選ばれたのが「開華」です。
開華が受賞した鑑評会は、関東と信越で仕込まれたお酒を競うものです。
栃木、茨木、群馬、埼玉、新潟、長野の6県の酒造から、379点のお酒がエントリーしました。
NHKのニュースでも取り上げられています。
NHK 純米酒部門で栃木の酒が最優秀 関東甲信越の日本酒鑑評会
ニュースで見た時から「このお酒を飲んでみたい!」と思っていて。
キャンプで熱燗にする日本酒を探していたら、たまたまお店で見つけたので、思わず買ってしまいしました。
実際に開華を飲んでみた!
表面
裏面
今回購入したのは、開華の純米酒です。
製造年月日は2023年10月となっています。
ちょっとお酒を頂いたあとで、写真を撮っていますので、目減りしております。
ご愛嬌ということで、ご了承ください。
冷酒でいただきました。
すっと飲めてしまうほど、まったく癖がありません。
感じ方は人それぞれなので、一概にはいえませんが、辛口は苦手という方でも、飲めるのではないかと私は思いました。
開華のラベルの「甘辛度」では、やや辛口という判定になっています。
味わいは、とてもシンプルです。
だからこそ、どんなお料理の邪魔にならない、名わき役のようなお酒だと個人的には感じました。
そもそも純米酒ってなに?
純米酒とは、米、米麴、水を原料にして作られた日本酒のことです。
作る過程の中で、醸造アルコールを一切加えていません。
そのため、お米のコクを味わえるお酒といえます。
日本酒はお米を精米して使いますが、精米の度合いを「精米歩合」といいます。
純米酒には、精米歩合の条件がありません。
つまり、どこまでお米を磨き上げるのか、各酒造メーカーで決めて良いことになっています。
ちなみに、私たちが普段食べているお米の精米歩合は、約90%。
一方で、日本酒で使用されるお米の精米歩合は、70%前後です。
お米を贅沢に磨き上げて作られているのが、日本酒なのです。
精米歩合が高いほど、雑味が少なく良いお酒であると思いがちですが、一概には言えません。
お米の表面部分には、栄養分や脂質が多く存在します。
その部分がお酒に加わると、雑味が残ってしまい、本来の香りが少なくなります。
その一方で、表面部分の栄養分は、適量が残れば旨みのもとになります。
純米大吟醸と純米酒を飲み比べてみると、違いがよく理解できます。
家にあった純米大吟醸は、精米歩合が50%でした。
飲んでみると、口に入れて瞬間から芳醇な香りを感じます。とても華やかな印象です。
開華は、精米歩合65%の純米酒です。
香りは抑えていますが、すっきり円やかな味わいで、後味もさっぱりしています。
飲み比べてみると、全く個性の違う日本酒で、あらためて日本酒って面白いなと感じました。
私はそれほど日本酒に詳しいわけではありませんが、個人的におススメなのは、
- お酒自体を楽しむなら、大吟醸
- お酒と一緒にお料理を楽しむなら、純米酒
シーンに合わせて、日本酒を変えてみると、より美味しく、より楽しく過ごせそうですね。
まとめ
たまたま見たニュースから、開華というお酒に出会いました。
開華は、すっきりした飲み味なので、お料理に合わせやすいお酒です。
日本酒はお米を磨き上げて作られていますが、精米歩合によってお酒の味わいも変わります。
日本酒の種類や精米歩合を意識して飲んでみると、より日本酒を楽しみながら頂けると思います。
ぜひお試しを。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。