こんにちは、すみれです!
先日ヘアアクセサリーを作るため、普通の両面テープを使ったら、見事に剝がれてしまいました。
そこで、布用の両面テープを使用したところ、すごくしっかり接着できたのです!
手芸用のボンドは手が汚れるし、グルーガンは出すのが面倒くさい。
布用の強力両面テープがあれば、細かい工作やハンドメイドに活躍すること、間違いなしです!
今回は「ダイソーで購入した布用両面テープ2つを徹底比較」をご紹介します。
- 使いやすさ
- 接着力
- 保管のしやすさ
それぞれの商品を、上記の観点で考察しました。
ぜひご覧ください。
ダイソーで購入した布用両面テープの紹介
今回購入した商品は、こちらの2点です。
向かって左側が大創産業さんが製造した商品、右側がコニシ株式会社が製造した商品です。
(以下、大創産業をダイソーさん、コニシ株式会社をコニシさんと省略いたします)
どちらも日本製です。
ちなみに、ダイソーさんの布用両面テープは、幅15㎜×4mというサイズもあります。
製品情報を参考に、それぞれの特徴をまとめてみました。
製造元 | ダイソー(大創産業株式会社) | コニシ株式会社 |
サイズ | 幅10㎜ × 長さ6m | 幅10㎜ × 長さ5m |
基材 | 和紙 | 不織布 |
粘着剤 | アクリル系 | アクリル系 |
接着できる もの | 布(綿、ポリエステル、ウール、ナイロン、シルク 目が細かく凹凸の少ないもの) 紙 木 革 プラスチック(ポリプロピレン、ポリエチレンは除く) | 布 皮革 合皮 紙 木材 ゴム プラスチック 発泡スチロール |
接着できないもの | 目が粗いもの(麻、網など) 防水加工されたもの 軟質塩化ビニル | 防水・撥水加工した繊維 ポリエチレン ポリプロピレン シリコーン樹脂 フッ素樹脂 貴金属 高価格品 軟質塩化ビニル 毛足が長いもの 凹凸面 ザラつく面 |
使用方法 | 接着面のホコリ、油分、水分を拭き取り、乾燥させる。 テープを必要な長さに切って、はくり紙をつけたまま、布に貼り付ける。(貼り直しはできない) はくり紙をはがして、貼り合わせたい布に3秒程度強く押さえる。 (接着力が得られるまで約24時間かかる) | 接着面のゴミ・水分・油分・汚れを拭き取り、よく乾かす。 充分に押し付けながら貼り付ける。 粘着面に手を触れると、粘着強さが低下することがある。 |
コニシさんって、学校でよく使っていた木工用ボンドとか、ハンドメイドでよく使う「裁ほう上手」とか出している会社なんですね。
いつもお世話になっております!
頭の中で、結びついていませんでした。
次に、ダイソーで購入した2つの商品を、使いやすさ、接着力、保管のしやすさの3つの観点から考察します。
布用両面テープ ダイソー製品の特徴
使いやすさ
ダイソーさんの両面テープは、紙のケースに入っていて、付属のカッターがついています。
よく見ると、ケースの側面にカッターと目盛りがついています。
ケース側面に目盛りがついている
なんと9㎜まで目盛りがある!!
テープを伸ばして、目盛りに合わせて切れば、好みの長さになります。
これは、すごい!
画期的な構造ですね!
ただ、テープを1㎝以下で切ろうとすると、テープの接着面がカッターにくっついて、うまく切ることができませんでした。
あとテープを切る時に、少し力がいります。
新しいテープをめくろうとすると、ケースとテープの間に指が入らないため、テープがめくりにくいです。
接着力
ダイソーさんの布用両面テープを使って、娘のヘアアクセサリーを作りました。
1週間経っても、接着面がはがれることなく使用できています。
製品情報をまとめた表にも記載がありますが、ダイソーさんの布用両面テープは、接着してから24時間経過しないと接着力を発揮しないので、注意が必要です。
保管のしやすさ
紙のケースに入っているので、テープの周囲が汚れることがなく、快適に保管できます。
布用両面テープ コニシ製品の特徴
使いやすさ
コニシさんの布用両面テープは、ダイソーのようなケースに入っておらず、テープがそのまま袋に入っています。
袋から出しやすいように、テープは透明なシートで包んでありました。
細かい心遣いは嬉しいです!
テープを自分の好きな長さにハサミで切って使います。
そのために、ハサミを用意する必要があります。
工作やハンドメイドをするなら、ハサミは事前に準備することが多いので、それほど手間にならないかと思います。
テープを手にして見ると分かりますが、テープが薄手で作業がしやすいです。
製品情報にも、こんな売り文句が記載してあります。
テープが薄く、素材の風合いを損なわないので、さまざまな素材に使用できます。
接着力
製品情報では、両面テープの接着後、強く押さえておくと説明があります。
ダイソーさん同様、コニシさんの商品も使って、娘のヘアアクセサリーを作りました。
こちらも1週間経過しても、接着面がはがれることなく使用できています。
保管のしやすさ
テープのみで、そのまま保管しておくと、テープの側面にホコリなどがくっつく恐れがあります。
購入当初の袋に入れて保管する方が安全ですが、保管の際に袋がスペースをとります。
2つの商品を比較した結論
細かい作業では、コニシさんの両面テープが薄手で使いやすい(あくまで個人の見解)
ダイソーの両面テープは、保管するケースがついており、ケースに目盛りまでついていて非常に画期的でよいと思いました。
しかし、テープを小さいサイズでカットしようすると、テープが切りにくいのです。
コニシさんの両面テープは、テープを切るためにハサミを準備する必要があり、保管にやや難があります。
でもテープは薄くて、作業はしやすいです。
両面テープを1cm以下で切って使用するような細かい作業は、コニシさんの両面テープの方が使いやすいと思います。
両者に共通する注意点
ダイソーさんもコニシさんも、布用両面テープですが、水洗いや洗濯するものには使用できません。
そのため、ズボンの裾上げには適しませんので注意しましょう。
もし、水洗いしてもOKという両面テープをお探しなら、こちらを参考にしてください。
両面テープの構造は?
両面テープは、粘着剤をくっつける基材の両面に、粘着剤を塗りつけて、粘着剤がくっつかないように「はくり紙」を付けた構造になっています。
両面テープの基材とは?
両面テープの基材は、粘着剤を付ける素材のことです。
ダイソーさんの布用両面テープの基材は和紙です。
一方、コニシさんの布用両面テープの基材は不織布です。
それぞれの基材には、次のような特徴があります。
基材 | 特徴 | 長所 | 短所 |
和紙 | 不織布と製法は似ているが、天然成分の比率が多く、比較的強度が高い | 手で切ることができる 作業性に優れる 柔軟かつ不織布よりちぎれにくい | 他の基材に比べて引張強度が低い |
不織布 | 織られていない布であり、ティッシュペーパーに近い質感 | 手で切ることができる 柔らかいため 貼り付け作業に優れる | 引張強度が低い 他の基材に比べて安価 |
両面テープの基材について調べてみると、以下のことがいえます。
- ダイソーの布用両面テープ:付属のカッターで切りにくいのは、基材が和紙でちぎれにくいから
- コニシの布用両面テープ:薄手で扱いやすいのは、基材が不織布で作業性が高いから
まとめ
布用両面テープがあれば、ちょっとした布でササっと小物を作ることができます。
布を縫う必要がなく、手芸用ボンドのように手が汚れることもありません。
両面テープを使って、お好みの作品を作ってみましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
※この情報は、原稿執筆時のものになります。
店舗によって、商品の取扱いがない場合がありますので、ご了承ください。
参考資料